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佐伯慎亮展「挨拶」@FUKUGAN GALLERY

アメ村にあるFUKUGANGALLERYで現在開催中の佐伯慎亮展「挨拶」に行ってきた。
関連イベントとしてライブやトークショウ(聞手:辺口芳典)もあったようだ。

以下トークショウ時のメモをもとに。

***

・辺口氏との出会いは“キムタクのおかん”のトークショウ!?キムタクのおかんはたいした人らしい

・縦で撮る:一瞬、決定的瞬間をおさめたい。横で撮ると情報が多くなる。一枚で完結するために縦で撮ることが多い。(もちろん一概にはいえないけれど)

・インドとバイク:今回の写真集、展覧会の核。学生の時に行ったインドでの写真と数年後大阪で撮ったバイクの写真。そのバイクを見た瞬間(撮る前)に自分はこれを探していたんだと思った。
「インドで思ったことは日本では感じられないけれど、思い出せばいい。」
「普段の生活と地続きの場所に“死の現場”はある。それをもっと知ってほしい。当たり前のことでありたい。」
それ以降、今までの写真はこの二枚の為に撮ったようなもの。当時から10数年、今回の写真集出版(それでも3年越しの計画)でやりたいことがやっとできた。

・インドの火葬:インドでの体験。川辺での火葬。体から液体が出てくる。なかなか燃えつきない。最後にはそれを川に流す。そのときの感動。日本では高温で一気に焼くので、後も非常にキレイ。しかしその間の過程が隠されてしまっている。

・嫁と子供:結婚、出産の時期にちょうど写真が変わった。そのせいなのか、そうでないのか。(一瞬/決定的瞬間写真→今??)

・おばあちゃんとペンペンズ:この2枚の写真は非常に大切な写真。おばあちゃんが危篤で駆けつけようと思った矢先、大事にはいたらないという知らせ。その後ペンペンズのライブへ。カッターで自らを傷つける光景。必死に生をもがく2人の姿が重なる。その後のライブは最高だった。

・「平平平平」(ヒラダイラヘイペイ):インドとバイクの後にまとめたもの。コラージュ作品、素材は主に人の写真。flatであること。

・ライブハウスに行けば大概のことは解決すると信じている。

・影響を受けたもの:ベアーズ、JOJO広重、オシリペンペンズ、ティルマンスなど。

・写真家の岡田敦氏は大阪芸術大学の同期。卒展で知り合った。岡田氏の「2人は同じものを撮っていると思う」という言葉。

・今回の展示のプリントは写真家のEricとの共同作業。世界一の速度で仕上げた。フィルムの劣化をEricの(すごい)技術でカバー。

・すべてを出し尽くした。もう何も出てこない。今は人が撮りたい。

***

町口景氏のデザインで赤々舎から写真集が出版されている。

挨拶挨拶
(2009/10/15)
佐伯慎亮

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赤々舎に行ってきた

日17日、東京は江東区、清澄白河(東京駅、大手町から半蔵門線で東に数駅)にある赤々舎に行ってきた。同17日に開催される、浅田政志の個展「浅田家 赤々・赤ちゃん」のクロージングイベント、「AKAAKA on the move 10人(以上の)スライドショー」を見るためだ。

東区のこの辺りは、なんというか下町。とても居心地のいい感じだ。近くにMOTもある。


売オンラインの3月19日付の記事に赤々舎が取り上げられていたので抜粋。


**


赤々舎から木村伊兵衛賞続々

写真家を機動力で発掘 設立3年社員2人

旗揚げからわずか3年、社員2人の出版社、赤々舎(あかあかしゃ)が写真界で脚光を浴びている。若い世代の作品を次々に紹介し、2年連続で新進写真家の登竜門、木村伊兵衛写真賞をさらった。新たな才能を世に送り出す上で、同社のような機動力のある版元の役割が大きくなっている。(前田恭二)
 (中略)
 版元は赤々舎。前回受賞した志賀理江子さんの2作のうち『CANARY』、同時受賞の岡田敦さんの『I am』も同社刊だった。これまで手がけた写真集・美術書約40冊の中には写真の会賞、講談社出版文化賞を射止めた作品なども含まれている。
 京都・青幻舎で若い世代の写真家を担当していた姫野希美さん(42)が独立し、スタッフ1人とともに2006年、東京で活動を始めた。写真関係の版元には、なぜか青幻舎、冬青社、蒼穹舎など青系統の社名が多いのだが、「私にはもっと生々しい色が必要」と赤々舎という社名を掲げた。
 (中略)
 木村賞は本来、展覧会なども対象とするが、この10年は写真集での受賞がほとんどだ。しかも個性的な版元が若い才能にかけ、一気に受賞に至るケースが目立つ。(中略)
 もっとも裏を返せば、安定志向の大手がなかなか写真集を出さず、特別な情熱によって出版が支えられているのが実情だと言える。「大変は大変ですよ」と姫野さん。「写真集を買ってほしい。それがまた新しい才能を世に出すことにもつながるのだから」と話すのだった。
(2009年3月19日 読売新聞)

出典 読売オンライン


**


々舎は4月から清澄白河に移転した。それに伴って、1F:スペースAKAAKA(ギャラリー)、2F:事務所?という現在の形になっている。
スペースAKAAKAは12,3畳くらい(だろうか)の2部屋からなっていて、壁や床、天井が白く塗り直されている。といっても、よくあるホワイトキューブとは違って、手作り感あふれる?温かい雰囲気。
3月に木村伊兵衛賞を受賞した浅田政志の個展、「浅田家 赤々・赤ちゃん」が4月16日~5月17日の1ヶ月にわたって開催されていた。展示作品は「浅田家」には収録されていないものがほとんどで、浅田政志のお兄さんの奥さんが新たに加わった、新生?浅田家の写真と、浅田政志が撮った浅田家以外の家族の写真、「みんな家族」という構成。
前者は長男の結婚と、嫁の妊娠、家族の形が大きく変わろうとしている時期の、なんというか期待や希望、盛り上がり、、、あるいは新たな家族となった兄嫁と旧浅田家の関係性?(うまく言えないが、新たな家族が増えるというのは、幸福なことともいえるし、当人達にとっては、非常にエネルギーのいるところなのだろう)を感じた。
後者、「みんな家族」は、スライドショー準備のためちゃんと見ることはできなかったが、なんとも微笑ましい作品(何かで見たことがある)。会場を暗くして、バックライトによる展示だった、らしい。
スペースには、浅田家の5人がそれぞれ作った作品?(造花や絵、コント映像など)が設置され、写真も含めて非常に温かい空間を作っていた。
浅田政志という写真家の温かさにひとえに驚かされ、魅了される、そんな個展だったと思う。
家族というものが温かさだけで成り立っているものではないということは、言うまでもないことで、愛しい分、憎しみが深く、あるいはうまく関係性を築くことができず、しかも他人でないので関係性を断ち切ることもできず、となかなか込み入った、やっかいなものであることが多いのではないか。浅田政志の作品は、そんなやっかいな家族が、本来的に温かいものであるわけでなく、しかし、それを実現することは可能で、それはとても幸せなことなんだ、ということを教えてくれたように思う。


*


ライドショーの参加作家は以下。(プラスひとこと感想)
18時過ぎから開始し、終わったのは22:30くらいだったか。総勢12名の写真家によるスライドショーとトーク。司会進行は姫野さん。会場には150名以上が来ていたとか(本来は予約制で100人限定)。
目当ては、浅田政志、石川直樹、岡田敦、津田直、松江泰治、鷲尾和彦だった。特に岡田敦の作品は素晴らしかった。本当に感動した。
こんなメンツが、こんなタイミングで、しかもこの規模のイベントでそろうとは。。。赤々舎恐るべし。というか、作家たちや、赤々舎のスタッフの面々の雰囲気もいい感じだったと思う。そのせいかな。
ただ、一部の写真家は、なんというか喋りがなってないというか、しゃべる必要がないと思っているのか。ある人が「写真だけですべてが伝わる、というのは写真家の幻想だ」と言っていたが、そうだと思う。というか、写真だけですべてが伝わってしまう、そんな写真を撮るのはプロだってかなり難しいことだと思う。ある人が言っている。「シーザーを理解するために、シーザーである必要はない」、こうも言える。「世界は偉人たちのレベルで生きるわけにはいかない」だから、ある場合には、そこには言葉がいるのではないか。しかし、写真の力というものはあると思う。これは情報の質の差?の問題だ。何も伝わっていないとは言わないが、全部が伝わっていると思うなよ、ということだ。僕のことでもある。

●浅田政志:浅田書店のメイキングムービー。浅田家の様子がうかがえて微笑ましい。
●石川直樹:彼の写真の原点になったという、エベレスト登頂時のムービー。本人の解説。「撮らざるをいなくて撮った写真」はどうしようもなく美しく、自分もそれを目指している、と。
●岡田敦:新作「KISS」。女性性、母性。sexでもgenderでもない性、否、それは生。生を宿し、生を担う、男“生”とは決定的に違う女“生”を見た気がした。張り詰めた緊張感と静謐な空気感。圧巻のスライドショーだった。
●黒田光一
●櫻田宗久:ムネムネ。強烈だった。岡田敦とのトークは見ものだった。
●澁谷征司
●高橋宗正
●津田直:スライドショーによる「SMOKELINE」の旅の一部のドキュメント。本人の解説。鷲尾氏とのトークが面白かった。鷲尾氏からの質問、「写真と(写真に添える)言葉についてどう考えているのか」には、「写真家は、写真ですべてを出し切るもの。しかし、どこかに力が残っていることがある。それがタイトルになったり、詩になったり。すべてを出しつくした方がいい。僕は手紙は(利き腕ではない)左手で書きます。皆さんも左手なんて使わないでしょう、使いましょうね笑」
●頭山ゆう紀
●殿村任香
●松江泰治:東京のある一区域を10年にわたって撮影し続けたもの。
●鷲尾和彦:東京にある、あるホテルを撮影した作品「極東ホテル」。そこに泊る外国人のポートレイト。外国人の表情というのは、今だにピンとこない。


***


赤々舎HP
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kalonsnet 浅田政志 写真展 赤々・赤ちゃん
kalonsnet 浅田政志 写真展 「浅田家」 あなたもシャッター押してみて
    

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